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アロマテラピーとは

アロマテラピーは天然の植物からとれた芳香成分を含む精油を用いて、ホリスティックな観点から行う自然療法です。

ホリスティックとは、ギリシャ語の「全体性」を意味する言葉が語源で、「バランス」「全体」といった意味があります。
医療や美容の世界では、心と身体の全体的なバランスや調和を整えることで、身体が本来持っている自然治癒力を高め、健康を目指すという考えがあります。
アロマテラピーにおいても、ホリスティックな考えがもとになっています。

「 アロマ = 芳香 」という意味であり、道ばたのお花の香りも、雨上がりの土草の匂いも、淹れたてのコーヒーも全て「アロマ」です。
そのなかでも、「アロマテラピー」で使う香りは、植物の花・葉・果皮・根から有効成分を取り出した「精油(エッセンシャルオイル)」と呼びます。ほんの1滴の精油を抽出するのに、大量の原料植物を要します。なので、精油にはその植物の生命力がぎゅっと凝縮されていると言えるのです。

精油お部屋をいい香りで満たす、精油で作った虫よけスプレーを使う、ティッシュに精油を垂らして持ち歩くなど、気軽に取り入れることができます。そうした精油を使ったこと全て「アロマテラピー」となります。

なかでも、最も魅力的なものは、精油の力を直接体に取り込むオイルトリートメントです。
それは、芳香植物から抽出した成分(精油)に含まれる薬理効果を利用し、脳や細胞を通して、身体だけでなく精神にも働きかけ、その人本来が持っている自然治癒力を高める療法です。

小学生の私が金木犀の香にうっとりになったように、いい香りに包まれるとそれだけで心は癒されます。
ホリスティック医学が、伝統医学や東洋医学、さらにはより精神的な面へのアプローチが多く含まれるようになっていったのも、自然な流れなのかもしれません。